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ゼロで死ぬ生き方 書評:DIE WITH ZERO
こんにちは。kei13です!
本日ご紹介させていただくのはこの本です。
DIE WITH ZERO=”ゼロで死ね”というある種衝撃的なタイトルですが、この刺激的なタイトルを書店で見たと言う人も多いのではないでしょうか。
本書は下記の様な人は読むと学びがあるのではないかなと思います。
- 20代〜30代の比較的若い年齢の人全て
- 日頃忙しく働いているビジネスパーソン
- 将来の貯蓄に不安が少なからずある人
自分自身も20代後半で、この3点に全て当てはまっています。
特に将来の貯蓄に関しては、不安しかないですよね。
本書は、最近読んだ本の中でも、最高ランクに面白かった本になります!
自信を持っておすすめできる1冊になりますので、ぜひ本ブログからご興味を持っていただけると嬉しいです!
それでは行きましょう!
ゼロで死ぬとはどういうことか
本書のタイトルにもなっている「ゼロで死ぬ」という意味に関して、皆さんはどのように考えるでしょうか?
「ゼロで死ぬ」とは文字通り「貯金0円で死ぬように生きる」という意味になります。
???
いきなり頭の中に?が浮かびますね。
今まで読んできた本の中でこのような本は一冊もありませんでした。
- 老後のためにお金を貯めておこう
- 給料の◯%を将来に向けて貯めておこう
このような本は多くありました。
この1,000ドルは、今しかできないことのために費やすべきだ。
豊かになっているはずの将来の自分のために、若く貧乏な今の自分から金をむしり取っていた。
本書で語られるこの言葉の真意は「今しかできないことのために、お金を使うべきだ」ということです。
本書の中では、20代で仕事をやめてヨーロッパを貧乏旅行した著者の友人のエピソードが記されています。
出発前は周囲の人からそのリスクについて色々言われていたそうです。
それでもその友人は借金してでも、その旅を行いました。
確かに返済は大変だった。
でもあの旅で得た人生経験に比べれば安いものさ。誰も僕からあの体験は奪えない。
仮にどんなに大金を積まれても、僕はあの旅の思い出を消そうとは思わない。
このことからも、
- 人生にはお金を使うタイミングがあり、
- 人生にはその時にしか体験できないことがある。
ということがわかります。
これは本書が教えてくれる大きな教訓になります。
思い出の配当
人生ですることは、お金を稼ぐことでは決してないと本書は語っています。
一番人生でするべきことは「思い出づくり」なのです。
最後死ぬ時に持っていくことができるのは、思い出のみで、人生はその思い出を作るためにあるのだといいます。
そこで考えるべきなのは「思い出の配当」という少し聞き慣れない言葉のことです。
金を払って得られるのは、その経験だけではない。その経験が残りの人生でもたらす喜び、つまり記憶の配当も含まれているのだ。
経験や体験を「ポイント」として考え、その体験を思い出したときに追加される記憶の配当を加えることによって、その体験はもっと価値あるものに変わっていくのだといいます。
だからこそ、この記憶の配当のことも考えると、若い内に体験に投資すべきであるというのが著者の持論になります。
金を無駄にするのを恐れて機会を逃すのはナンセンスだ。金を浪費することより、人生を無駄にしてしまうほうが、はるかに大きな問題ではないだろうか。
金の価値は変わる?
お金の価値が変わるかどうか、この件に関してはインフレ・デフレといった意味ではなく、あくまでも同じ時期に使う人が異なった場合に変わるかといった意味合いになります。
極端な話にはなりますが、100万円があれば、20代が使うのと、80代が使うのとでは、大きく価値が変わってくるという意味です。
実際に年を取るごとにお金を使う力も低下してくるということも本書で指摘されています。
だからこそ、お金を使えるときに、その時にしかできないことをするのが、本書に書かれた大きなメッセージであると言えるのではないでしょうか?
終わりに
いかがでしたでしょうか?
本書では、マネー本に珍しく、いかにお金を使うことが大事かということにフォーカスしている本です。
お金に限らず、人生の大事なことを本書を読むことで、学ぶことができました。
ぜひ手にとって読んでみてくださいね!
お読みいただきありがとうございました!
それでは。
kei13